個人事業主(業務委託ドライバー)の開業ガイド②
2022.02.21ドライバー豆知識
こんにちは!
千葉県・首都圏の軽貨物配送を行う会社、Shakeheartの採用ブログ担当です。
前回に引き続き今回は個人事業主の最大のメリット・・・
「節税」についてお教えします。
なぜ節税をするのか、どのようにして節税するのか解説していきます。
前回の開業手続きをご覧になっていない方は是非こちら
もご覧ください
では、レッツ節税!!
節税とは?
そもそも節税とは、税務制度にのっとり合法的に税金の金額を減らすことです。
では個人事業主の「節税」とはどのようにしていくのがいいのでしょうか?
青色申告
個人事業主の節税の基本は、青色申告にすることです。
「青色申告」とは所得税の申告方法のひとつです。
通常の申告方法は白色申告といい、特別な控除はありません。
しかし申告方法を青色申告にするだけで、最大65万円の控除を受けることができます。
青色申告は、税務署に青色申告承認申請書を提出するだけで行えます。
青色申告承認申請書のダウンロード
この申告書は開業届を提出するときに一緒に書いて提出しましょう!
経費
経費とは
経費とは、事業を営む(配送をする)上で要した費用を指します。
たとえば、仕事に使うための車両やスマホを購入したり、車を保管するための駐車場費、ガソリン代なども経費に該当します。
そのほか業務上必要とされるものが経費として認められています。
経費の計上に必要な書類
経費の計上に必要な書類として代表的なのは領収書やレシートです。
全てが経費として認められるわけではありませんが、日頃から領収書やレシートは保管する習慣を身に付けておきましょう
check!!
領収書やレシートには一般的に最低限下記の項目が記載されている必要があります
✓支払った日付
✓支払った人の名前や会社名(宛名)
✓支払い金額
✓但し書き(具体的な支出内容)
✓支払いを受けた人の名前や会社名と所在地
その他経費として認められる書類
領収書を紛失したり発行されなかった場合には、支払を客観的に証明する書類を用意する必要があります。
たとえば、こんな書類が認められています。
・クレジットカードの利用伝票
・ATMの振込明細書や通帳の記録
・通販の購入確認メールのプリントアウト
・パーティーや冠婚葬祭の案内状
経費にできるかどうかの基準
個人事業主が出費した時に経費にするか悩むことがあると思います
そんなときは、この2点に注目してみましょう!
税務署から指摘を受けても正当な事業関連性を主張できるのか
食事代などの場合、取引先とどのような必要性があって飲食したのかを明確にする
出勤金額が経費として常識の範囲内であるかどうか
一般常識から見て出費金額が不自然(数10万円の飲食を年に数回など)ではないかなど
まとめ
人事業主が事業を行う上で、経費は必ず発生するものです。
ただし、すべての出費が経費として認められるわけではなく、計上できる範囲や条件があります。
経費としてあきらかに不適切な支出があれば税務署から指摘が入り
場合によっては申告内容の修正や追徴課税が発生することもあります。
課税所得をできるだけ低く抑えたいのは当然ですが
正しく経費計上をしておかないと「大きなマイナス」や「社会的信用」にも関わるので慎重に取り組みましょう