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作らなくなったアレ・・・

                           

2021.12.09BLOG

12月ももう2週目

みなさんは年賀状作ってますか?

私が幼稚園の頃は、この時期になると母が年賀状を作成し

仲のいいお友達にメッセージを書きポストに送る作業をしていました。

元日もポストを開けるのがとても楽しみだったのを覚えています。

さて今日はそんな年賀状にフォーカスしていきたいと思います。

年賀状の誕生

1873年(明治6年)に官製はがきが作成され、年賀状は誕生しました。

明治20年前後になると、年賀状を出すことが恒例行事となりました。

始まった当初は年賀郵便の特別取扱はなく、『1月1日』の消印を押してもらうために

年末頃に年賀状を出すという方がとても多く、その郵便量はとてつもないものだったそうです。

それを緩和するために、〈年賀郵便〉の特別取扱が始まり「12月20日~30日」の間に

持ち込まれた年賀状は”1月1日の消印”で配達されるようになりました。

中止~復活

年賀状は国民の中に広まり、昭和10年ころには7億通を超えたそうです。

元々は新年のあいさつ回りをし、遠方の方には新年を祝う書状を送っていましたが

年賀状が広がるとわざわざ出向かなくていいということもあり

国民に浸透していったのです。

しかし、日中戦争による戦局の悪化により年賀状自粛が広がっていきました。

その影響により、昭和15年に年賀郵便の取扱は中止されてしまいました。

昭和16年には太平洋戦争が始まり、終戦の時点で年賀状のやり取りはほとんど無くなっていました。

新年の恒例行事となっていた年賀状も戦争により実質的に中止となりました。

年賀郵便の特別取扱が再開されるようになったのは、世間に復興ムードが流れ始めた昭和23年頃でした。

お年玉付き年賀状

年行の裏面に”おとしだま”と書いてある年賀状は現在では当たり前ですが

お年玉付き年賀状は戦後の復興を願い民間人が提案したアイディアから始まりました。

戦後で取り扱いが少なくなっていた年賀状もこの年賀はがきの発売から再熱したのです。

第一回目のお年玉付き年賀状の景品は・・・

【特賞】ミシン

【1等】純毛洋服地

【2等】学童用グローブ

【3等】学童用こうもり傘

世界の年賀状

日本とは少し異なりますが、年賀状を送る文化は海外にもあるのです。

例えば韓国では

旧正月に伝統的な絵柄や干支を使用したデザインのはがきカードを送ります。

欧米などのキリスト教文化圏ではクリスマスカードに賀詞を添えお祝いをします。

”Merry Christmas and a Happy New Year”という賀詞が一般的です。

クリスマスの定番曲【We wish you a merry christmas】でも

~We wish you a merry christmas and a happy new year.

という歌詞がありますよね。

進化している年賀状の形

年賀状の発行枚数は10年連続で減少しています。

私も含め、周りで出している人も少なく感じます。

スマートフォンが主流になりSNSで新年の挨拶がタイムリーにできてしまうことも原因のひとつでしょう。

そこで日本郵便は、「LINE」上でデジタル年賀状を作成し、送信できる

有料サービス『スマートねんが』をスタートさせました。

これは送り放題の定額制になっており、デザインに応じてプランが変わるもので

最低200円からコースの選択が可能なものです。

通常の年賀状と異なるのは自作の動画や音声の貼り付けも可能で

よりクリエイティブな年賀状作成が可能になったのです。

また「LINE」上で受取が可能なので住所を教える必要もありません。

まとめ

いかがだったでしょうか。

素敵な文化は残していきたいと思う一方、

時代に合った文化の変化もしていかなければならないと感じます。

みなさんも今年は出してみませんか?

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